2024/06/30 00:00

こんにちは、みんな!

今日はミドリムシについてお話ししましょう。ミドリムシはとっても面白い小さな生き物なんです。特に、光に向かって動く「正の走光性」という特徴があります。

ミドリムシの体には「眼点」という真っ赤な部分があります。でも、実はこの眼点は光を感じる場所ではありません。本当の光を感じる部分は眼点の近くにある「鞭毛基部の膨らみ」というところにあります。ここには特別な構造があって、光を感じるのに役立っています。赤い眼点は、特定の方向からの光を遮る役割をして、ミドリムシがどっちの方向から光が来ているかを分かるようにしているんです。

また、ミドリムシの細胞の中には「葉緑体」というものがあります。葉緑体は光合成をするための場所で、ミドリムシが緑色に見える理由でもあります。この葉緑体は、昔、緑藻という別の生き物と一緒になってできたものなんです。それで、ミドリムシも緑藻と同じようにクロロフィルaやbという光合成のための色素を持っています。


でも、ミドリムシの中にはオレンジ色や赤色をしている種類もいるんです。これは細胞の中にカロテノイドやキサントフィルという色素がたくさんあるからです。また、ミドリムシの細胞の中にはパラミロンという特別な物質が貯えられています。これはエネルギーを蓄えるためのものです。

ミドリムシって本当に不思議で魅力的ですね!また次回もお楽しみに!